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掬水月在手(みずをすくえばつきはてにあり)

掬いとった掌のわずかな水の面に月が美しく照り輝いている様子。

昨夜一声雁(さくやいっせいのかり)

昨夜雁が一声鳴いて空を渡って行った。雁の一声がまるで秋を呼び起こしたようにすっかり秋色が深まっている様子。

西風一陣来(せいふういちじんきたる)

西の風がひとしきり吹き始めた。やがて雨が降り始めるのだろう。西風は秋風、雨を呼ぶ風と考えられる。

清風拂明月(せいふうめいげつをはらう)

秋の夜空には明るく輝く月がかかり、地上には涼しく秋風が吹くという情景の意味。

明月清風(めいげつせいふう)

明月と清風、清らかに落ち着いた境涯。自然を友にした自在なありかた。

寿山万丈高(じゅざんばんじょうにたかし)

その長寿の事を万丈の山に例えた言葉。

明歴々露堂々(めいれきれきろどうどう)

明らかにはっきりと顕われていて、隠すところなどすこしもない、という意味。

秋月揚明輝(しゅうげつめいきをあぐ)

中天の晧々とかがやく明月、まぎれもない輝かしさ。

体露金風(たいろきんぷう)

「体露」はからだ全体をかくすところなくはっきりあらわしている義で、「金風」は秋の風。全身全体一切持てるものを何もかくすところなく天地にあらわしている姿。

月在天水在瓶(月は天に在り、水は瓶に在り)

当然のことを云っているが、真理は総て自然の中に宿されていることを喩す。

江月照松風吹(江月照らし、松風吹く)

自然の中より吾人がくみとらねばならぬ真理をとく。月も松風も仏を意味し、仏は差別なく平等に吾人の上にある。

月印水水印月(月水に印し、水月に印す)

月と水とが和して相照らす景はそのまま「和敬静寂」の具現。

今月の行事・歳時記

重陽の節句

重陽の節句の起源は、ほかの節句と同様古来中国にさかのぼることができます。中国では、奇数は縁起のよい陽の数とされ、一番大きな陽の数である九が重なる9月9日を、「重陽」として節句のひとつとしてきました。

中国ではこの日、茱萸(しゅゆ=ぐみの実のこと)を袋に入れて丘や山に登ったり、菊の香りを移した菊酒を飲んだりして邪気を払い長命を願うという風習がありました。これが日本に伝わり、平安時代には「重陽の節会(ちょうようのせちえ)」として宮中の行事となり、江戸時代には武家の祝日に。

菊の香りにくらがり登る節句かな  芭蕉
借りかけし庵の噂や今日の菊  丈草
綿きせて十程若し菊の花  一茶

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