●村上木彫堆朱 漆工芸の村上木彫堆朱は、三百年余り前の江戸時代中期に先ず武士の手によってはじめられ、藩主の奨励もあって、やがて町民にも広まり盛んになりました。製作の全工程が手作業であり、美術工芸品的要素が多く、機械が入る余地はありません。木地師、彫師、塗師の独立した技の融合でひとつの製品が誕生します。村上木彫堆朱の製作工程は古今変わらず、現代に伝承されてまいりました。こうしたことから、県、国の各種指定を受け、新潟県を代表する工芸品となっております。村上は古い城下町です。村上地方の漆技は今から六百年前、京都から寺院建築に来た漆工が始めたと伝えられています。村上堆朱 木地から完成まで二十工程の作業で塗り上げられる。代表的な方法です。堆朱塗りの仕上げの後、全体にむらなく溜塗漆を塗り磨きあげたものです。使い込むほどに味わい深い艶がでて愛着が増す一品です。
●堆朱 村上の伝統的な塗り方で木彫り堆朱として全国に知られています。木地に彫刻をし、きゅう漆をして仕上げられます。面に彫刻を施すため、塗り方がむずかしく、指頭又はタンポで塗ります。出来上がりは黒味がかった朱の色ですが、年数が経つにつれ艶が出て透明に輝く朱の色に変化します。
香合 香を入れておく器で香箱ともいわれる。香炉に付随した仏前の合子が本来で、初期のものは、唐物の合子から見立てられたものであろう。炭点前が行われ始めると、盆にのせてもちだしたり、炭斗に仕組んだり、また棚に飾ったりして、客の側が必ず拝見するものとなった。
●牡丹 日本では8世紀には栽培されていたようであるが、文学に登場したのは『枕草子』が最初である(「殿などのおわしまさで後」の条)。夏、初夏の季語。そのほか牡丹の芽は春、初春の季語、狐の牡丹は晩春、牡丹焚火は初冬、冬牡丹、寒牡丹、冬の季語。着物を始め、陶磁器や漆器、家具などの文様に好んで描かれてきた。雛人形の調度にも牡丹をあしらった道具が並ぶことが多い。また、想像上の霊獣である「唐獅子」と組み合わせた「牡丹唐獅子」の意匠も好まれ、多く工芸の題材に使われた。
●新品です。村上木彫堆朱の堆朱牡丹紋上彫の香合をお楽しみください。
●サイズ 径 6.0cm 高さ 2.4cm
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