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掛物 裂や紙で表装して床の間に掛けるようにした書画をいう。中国唐代時代以前から壁画や額形式の絵画が発達、一方では巻物の様式が進み、この両者が合致して掛物の体裁を完成させた。わが国では平安時代に密教の流入とともにこの形式が渡来し、主として礼拝・荘厳の対象として諸種の仏画が掛物の形式をなすに至ったが、実際に流行をみるのは鎌倉時代から室町時代にかけてであり、禅宗文化の流布によるところ大である。茶道では掛物は一座建立の本尊とされ、墨蹟第一の主張も生まれている。
●茶掛 茶室にふさわしい掛物。
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一華開五葉(いっかごようをひらく) 「一華開五葉」とは、中国における禅の創始者・達磨大師が授けた詩の一節です。 一輪の花が五弁の花びらを開き、やがて果実が実ることを詠んでいます。
これは、心の中に悟りという花が一輪咲けば、尊い五つの心智に分かれて花開き、立派に成就することを意味しています。 この達磨大師の言葉のとおり、禅宗は五派にわかれて栄え、多くの人々を救いました。
この「一華開五葉」の五葉について、禅宗の五派以外にも五智とする解釈もあります。
五智とは、心を開いた純粋な五つの心智のことです。
具体的には・・・
①大円鏡智(生まれたままの無垢な心) ②法界体性智(身の回りのすべては仏の現れと知る心) ③妙観察智(平等の中に個性があると知る心) ④平等性智(すべてのものが平等であることを知る心) ⑤成所作智(思いやりを大切にする心)
この五つを持てば、煩悩や苦悩が消えるとされています。
●サイズ 全紙 170.0cm 全巾 31.0cm 本誌 98.0cm 本巾 27.5cm
●商品状態 中古品 折れ・ヤケがありますが、十分お使いいただけます。経年による擦れ、小キズ、汚れ、色むら及び写真による若干の相違はご了承願います。
●付属品 共箱
●発送方法と送料
ヤマト運輸・ゆうパック(神奈川県より発送)
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南宗 座雲洞
佐藤一耕(坐雲洞) 1911-? 臨済宗大徳寺派龍興山南宗寺住職。坐雲洞。和歌山県すさみ町に生まれ、9歳で出家、妙心・南宗の両僧堂で15年に及ぶ雲水(修行僧)生活の後に祥雲寺住職に就任した。
●南宗寺(なんしゅうじ)は、
大阪府堺市堺区にある
臨済宗大徳寺派の
寺院で
三好氏の菩提寺。茶人の
武野紹鴎、
千利休が修行をした縁の寺であり、堺の町衆文化の発展に寄与した寺院である。
古田織部作と伝わる
枯山水庭園は、国の
名勝に指定されている。