●煎茶盆 煎茶盆とは、煎茶のお手前で使用される盆のことですが、その用途や形状・材質は色々あります。
大型のものや、手前盆という盆の上でお点前をする際に用いる盆をはじめ、芭蕉の葉をかたどった葉盆や、細長い一文字盆など、普段遣いではあまり見られない形の盆などもあります。また、煎茶道には様々な流派が存在し、流派ごとに呼び名や使用する盆にも違いが見られます。煎茶盆は、手前盆/三器盆/お運び盆の3つに大別され、大きさや形によって様々な呼称があります一文字盆…お運び盆のひとつ。横に細長い形状の盆で、茶碗が5つ乗る大きさ。横幅は女性の腰の幅とほぼ同じで、所作が美しく見えるように作られています。葉盆…主に芭蕉の葉を象った大型の盆。葡萄の葉や白菜を模した物などもある。他にも、半月盆/二文字盆/長方盆/四方盆/小判盆/角盆/一双盆などがあります。
●後藤塗 後藤塗は江戸時代末期、高松藩士後藤健太郎の次男として生まれた、後藤太平が発案した特異な塗りで、その偉業をたたえて「後藤塗」と呼ばれるようになりました。太平は父の影響で官休の茶をたしなみ、中国風の書画や骨董を集め、藩の文人達と親交がありました。そうした中で自らも手提げ重や酒盆を朱の漆を使って製作したのが後藤塗の発祥です。
塗りの堅牢さと優雅さから広く一般に普及し、大正初期の頃からは盆や茶托、椀などの日用品をはじめ飾り棚や座卓などにも用いられるようになりました。
歳月を経るにつれて朱の色が味わいを深める後藤塗りの魅力はやがて全国に知られるようになり、香川を代表する漆塗りの特産品となっていきました。
昭和51年には国の伝統的工芸品産業振興法による指定も受けています。
●後藤塗の運び盆です。
●商品状態 中古品 状態は良好です。経年による擦れ、小キズ、汚れ、色むら及び写真による若干の相違はご了承ください。
●付属品 紙箱
●発送方法と送料
ヤマト運輸・ゆうパック(神奈川県より発送)
一点以上何点でも930円の梱包価格とさせていただきます。沖縄・離島については別途料金とさせていただきます。