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蓋置 竹の蓋置には、節のすぐ上で切った風炉用と節を中程において切った炉用とがあります。釜の蓋をのせる具。柄杓を引くのにも用いる。台子皆具の一つとして本来は唐銅の輪であったが、利休以後では、輪といえば竹の輪を指す。陶磁器製のものや、さらに文具などを見立てた応用品などが加わり多種多様になった。
●京焼 京都で焼かれたすべての陶磁器の総称。初期には粟田口焼、音羽焼、清閑寺焼などがあり、寛永の頃に野々村仁清により大成、尾形乾山、高橋道八らにより京焼を代表する色絵陶器が多く作られた。寛政年間には奥田潁川が初めて磁器を焼成。青木木米、仁阿弥道八ら名工がつづき、文人趣味や煎茶の流行と軌を一にして染付、赤絵、交趾などがつくられた。今日の京焼も色絵磁器、赤絵、染付、青磁、交趾などバラエティーに富んでいる。
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染付 白地の素地にコバルト(呉須)による絵付けをし、その上に釉薬(上釉薬)をかけて、高火度の還元焼成(炭素が多く酸素の欠乏した不完全燃焼の火焔で焼く)をすると青色に発色するので、中国では青花・青華磁と呼び、わが国では染付と呼ぶ。
●紅葉の絵は堀内宗完が書いております。長谷川 勇作の蓋置です。初夏から晩秋まで使える蓋置です。宗完の箱書があります。
●サイズ 径 5.3cm 高さ 4.9cm
●商品状態 中古品 使用感ありません。経年による擦れ、小キズ、色むら、汚れ及び写真の若干の相違についてはご了承願います。
●付属品 共箱
●発送方法と送料
ヤマト運輸・ゆうパック(神奈川県より発送)
一点以上何点でも930円の梱包価格とさせていただきます。沖縄・離島については別途料金とさせていただきます。
●堀内 宗完 1919- 昭和後期-平成時代の茶道家。
大正8年1月20日生まれ。表千家流堀内家12代。
兄の11代が急逝したため,表千家13代千宗左に師事し,昭和28年宗完を
襲名。
長生庵主,不審庵理事をつとめる。平成9年宗完の名を兄の
長男にゆずり,宗心を名のる。京都出身。京都帝大卒。
本名は吉彦。
別号に長生庵,兼中斎。著作に「茶の湯聚話(しゅうわ)」「茶花」など。