●掛物 裂や紙で表装して床の間に掛けるようにした書画をいう。中国唐代時代以前から壁画や額形式の絵画が発達、一方では巻物の様式が進み、この両者が合致して掛物の体裁を完成させた。わが国では平安時代に密教の流入とともにこの形式が渡来し、主として礼拝・荘厳の対象として諸種の仏画が掛物の形式をなすに至ったが、実際に流行をみるのは鎌倉時代から室町時代にかけてであり、禅宗文化の流布によるところ大である。茶道では掛物は一座建立の本尊とされ、墨蹟第一の主張も生まれている。
●茶掛 茶室にふさわしい掛物。
●万戸千門尽春逢(まんとことごとくはるにあう) 春のうららかな光は、金持ちの御殿にも、貧者の小屋にも満遍なく公平に照らして、少しの分けへだてもない。老若男女賢愚美醜を超えて、また学問のあるなしにかかわらず、私たちは誰でも仏心仏性を持っていないものはない、その事を風景に托してのべたものである。
●小間の掛軸です。箱書はありません。
●サイズ 全紙 タテ137.0cm ヨコ 20.5cm 本紙 タテ68.0cm ヨコ18.0cm
●商品状態 新品 写真による若干の相違はご了承願います。箱書はありません。
●付属品 桐箱
●発送方法と送料
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●【橘宗義(たちばなそうぎ)】大徳寺 塔頭 徳禅寺了庵
1941年昭和16年 京都府に生まれる。
花園大学卒業
埼玉県野火止・平林寺僧堂に掛塔の後、大本山大徳寺別院徳禅寺代表役員 住職に就任。
大徳寺執事、大徳寺派庶務部長、同宗務支所長、日中友好臨済・黄檗協会理事等を歴任。
その間、徳禅寺護持と開山・徹翁和尚顕彰を目的とする徳禅寺護持会を設立、現在に至る。
●徳禅寺 〔大徳寺〕 (京都市北区) 徳禅寺 は大徳寺境内の南東に、塔頭・徳禅寺(とくぜんじ)がある。かつて、大徳寺とは独立した禅寺だった。霊山徳禅寺とも称される。山号は霊山(りょうせん)という。
●大徳寺(だいとくじ)は、京都府京都市北区紫野大徳寺町にある禅宗寺院で、臨済宗大徳寺派大本山である。山号を龍寶山(りゅうほうざん)と称する。本尊は釈迦如来、開基(創立者)は大燈国師宗峰妙超(しゅうほうみょうちょう)で、正中2年(1325年)に正式に創立されている。