●茶杓 茶杓は茶をすくう匙で、茶則、茶匙ともいう。初めは中国の象牙製のものが輸入され、団茶の時代から使われたようである。茶をすくう部分が芋葉茶杓であったが、抹茶の点前の変換にともなって、茶入れに入りやすく、道具の上に置くのに都合の良い形に変わっていった。
●茶杓 長さ16cmから長いもので21cm。茶を掬う部分(
櫂先という)は幅1cm、長さ2cmほどの楕円形で、一方の辺(竹の場合は表皮側)を曲げた形状をしている。このとき
樋と呼ばれる溝のある側が枉げられている。 それぞれ茶杓には名称(これを見所という)があり、枉げてある部分を上部とした場合、先端部分が露、下に向かって櫂先、枉げ軸、茶溜まり、節上、節、おっとり、切り止めと呼ばれる。 節の裏を極端に深く削ったものを
蟻腰、
雉股と呼ぶ。 さらに茶の湯の
点前により
真、
行、
草に削られ、それぞれ
無節(節なしと読む)、
止め節(節が切り止め部分にある)、
中節(節が茶杓の中間に位置するものや、それより上にあるもの、下にくるものがある)と節の位置が変わる。櫂先にも茶道各流派により形状の決まり事があるが、おおまかに丸形、一文字形、剣先形、兜巾などがある。
●銘 清流・・・・・せいりゅう。川などの清い流れ。
●サイズ 19.0cm
●商品状態 写真による若干の相違はご了承願います。
●付属品 共筒・共箱
●発送方法と送料
ヤマト運輸・ゆうパック(神奈川県より発送)
一点以上何点でも930円の梱包価格とさせていただきます。沖縄・離島については別途料金とさせていただきます。
●略歴
佐藤 朴堂
福聚院住職 佐藤 宗秀 道号 朴堂
昭和二十二年九月 兵庫県大徳寺派蔵雲寺煕道和尚に就いて得度
昭和三十一年三月 京都花園妙心寺専門道場に掛錫
昭和四十六年六月大徳寺派福聚院に住転
昭和五十二年四月 大徳寺前住位に昇進