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 六月(水無月)の禅語

雲収山岳青(くもおさまりてさんがくあおし)

くもが消え去って青々とした山が見える様子で、自然の清々しい光景。

竹有上下節(たけにじょうげのふしあり)

竹には上から下まではっきりと節がついていて、差別具体の世界を対比させた言葉。

山是山水是水(やまこれやまみずこれみず)

山は山として水は水として完結している意味。そのままでその存在を十全に発揮している事。

水上青々翠(すいじょうせいせいたるみどり)

水上には青々とした草が浮かんでいる。浮草は流れに任せて漂うがどこにあってもその青々とした美しさは変わらない。

白雲流水清(はくうんりゅうすいきよし)

白雲も流水もともに無心であり、一切の縦跡を残さない清々しさがある意味。

涼風入草堂(りょうふうそうどうにいる)
一陣の涼しい風が粗末な草庵に入ってきた様子。

水滴々(みずてきてき)

一滴の水もやがて大河となり海となる。水の雫も大河も水もかわりない。水が滴る様子。

坐看雲起時(ざしてはみるくものごとし)

ふらりと流れの尽きるところまで歩き、腰を下ろして無心に雲を眺める様子。自然と一体化した境涯。

山水有清音(さんすいにせいおんあり)

山や川の自然には澄んだ清らかな音があり、人為のないありのままの世界をかなでる。


渓聲洗耳清(けいせいみみをあらいてきよし)

耳を澄ませば谷を流れる水の音、清々と心も洗われていく。


雲収山嶽青(くもおさまりてさんがくあおし)

雲が収まり、青々とした山が見える。心の曇りが晴れ、本来の姿が現れてくる。


今月の行事・鵜飼

飼いならした鵜を使って鮎をとることで、岐阜県の長良川がもっとも有名である。満月の前後、数日を除いて毎夜行われる。月明かりを厭うので、上弦の夜は月の落ちるのを待ち、下弦の夜は月の出る前に舟を出す。舳に篝火を焚く、鵜を使う人を鵜匠という。

名越の祓


六月晦日に行われる。川社といって、水辺に斎串を立て神官が祓の式を行う。その時に奏でる神楽を夏神楽という。また茅の輪を社前にかけ、これをくぐると穢を祓うといわれる。

水無月の月影白き小忌衣うたふささ波よるぞ涼しき          定家

織部忌

六月十一日。織部流流祖、古田織部正重然は美濃の人。大阪の陣に際して西方に内通したとして、一族とともに死を賜り、元和元年(1615)六月十一日、七十三歳をもって自刃した。織部は茶道を利休に問い、奥義に達した。また禅を春屋に参じ印斎宗屋と号した。




おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな              芭蕉

鵜舟から日暮れ広がるやうすかな               一茶

しののめや鵜をのがれたる魚浅し                蕪村

 
五月雨や色紙へぎたる壁の跡          芭蕉

 五月雨や三日見つめし黒茶碗         成美