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 八月(葉月)の禅語

 

澗水湛如藍(かんすいたたえてあいのごとし)

水は無色だが満々と湛えた淵では深い藍のような色になる。変化の中に不変の真理が宿っていること。

行雲流水(こううんりゅうすい)

行く雲、流れる水の如く、悠々と自在に場所を変え、一処不住、無執着、自由に生きる姿をあらわす。

独坐大雄峰(どくざだいゆうほう)

大雄峰とは百丈山のことで、宇宙乾坤、森羅万象を呑却した闊達自在なあり方。

瀧直下三千丈(たきちょっかさんぜんじょう)

瀧がまっすぐに落ちる事三千丈。涼しさを強調し語呂を合わせたもので夏の涼しさを呼ぶ一句。

一雨潤千山(いちうせんざんをうるおす)

わずかに身を濡らすだけの雨も見渡せばあらゆるものをゆったりと潤している様子。

万里無片雲(ばんりへんうんなし)

見渡す限り雲ひとつなくきれいに晴れ渡った青空を叙したもの。

鉄船水上浮(てっせんすいじょううかぶ)

浮かぶはずのない鉄の舟が水に浮く。ありえないことが起こる事。

心静即身涼(こころしずかなればすなわちみすずし)

こころが静謐であれば身体も清涼である。心頭を滅却した心身一如のところ。


        
今月の行事・送り火

盂蘭盆会の終わる十五日または十六日夕刻、各家庭に迎えていた精霊を送るため、迎え火のときと同様門前や戸口に香を手向け、おがらを炊く盆行事。

送火やばたりと消てなつかしき      一茶

送り火や母がこころに幾仏       高浜虚子

大文字や近江の空もただならぬ      蕪村

 
盂蘭盆会    一般的には「お盆」と言われ、毎年七月十三日から十六日(地域によっては八月十三日から十六日)までの四日間祖先の御霊をまつり、その冥福を祈る行事で、「魂祭り」「お精霊祭り」とも言い、その由来は「盂蘭盆会経」というお経によっています。
 

施餓鬼会  「せがきえ」は施餓鬼会、施食会(せじきえ)などといわれ、各宗派を通じて行われる仏教行事の一つです。その由来は、救抜焔口餓鬼陀羅尼経(くばつえんくがきだらにきょう)
というお経によるといわれています。