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HOME»  禅語集»  四月(卯月)の禅語

 四月(雨月)の禅語

 
 一華開五葉(いっかごようにひらく) 
 一心から五智が開かれるという意味。達磨の禅風が将来五派にわかれて栄えるであろうという予言。

山花開以錦(さんかひらいてにしきににたり)

真理そのものである法身と肉身とは決して別物ではなく、瞬時に散ってしまう花がそのまま堅固な法身なのである。

柳緑花紅(やなぎはみどはなはくれない)

柳は緑の枝を垂れ花は赤く咲きほこっている

弄花香満衣(はなをもてあそべばかおりころもにみつ)

花を手折ればその香りが我が衣に薫じられている。

桜花無尽蔵 「おうかむじんぞう」
   一輪の桜花は短い命であるが、そこに永遠の生命を見出す禅人の境涯

桜花微笑春 「おうかびしょうのはる」
  桜花は日本の桜ではなく桜桃の花。それが咲き始めた早春のめでたい風景。          

春眠落日遅「しゅんみんらくじつおそし」
  春の物憂い昼下がり、日の暮れるのもゆったりしている様子。  

悠然見南山 「ゆうぜんとしてなんざんをみる」
  ゆったりとした気分で、南山を見上げる。煩悩妄想の跡形もない、悠々自適な様子。 

梨花一枝春「りかいっしのはる」
  南山寿色多し。相対する語でもあるが、共にそこより大きな自然から深き仏心の発露を具現している。

百花為誰開 「ひゃっかたがためにかひらく」
  人の為でもなく吾が為でもなし。自然の本来の姿そのありのままの美しい咲き方が人の為吾がためとなる。 

 

今月の行事・歳時記  

花祭り  4月八日。釈迦牟尼仏の生誕を祝福する行事。もとは浄土宗に限って行われたが、今は各宗派を通じてこの名をもちいるようになった。大坂四天王寺の花祭りは仏教各派の合同で盛大に催されるので有名。

西大寺大茶盛 4月第二土、日曜日。奈良西の京西大寺の行事。鎌倉時代この寺の中興の祖といわれた叡尊が八幡神社で修法結願の日、折から降り始めた雪が松に積もってなんともいえず美しかったので、神前に茶を供え、村人たちにも振舞ったのが始まりとつたえられたいる。

 
  山寺や蝶が受取る甘茶かな       一茶

  雨だれのぼちぼち朧月夜かな      一茶